抹茶と聞くと、多くの方が最初に思い浮かべるのは、日本の宇治や静岡ではないでしょうか。しかしここ数年、台湾産抹茶も少しずつ独自の魅力を確立しています。
茶農家やメーカーが製造設備や技術を整えることで、台湾産抹茶は、すっきりとした茶の香りを保ちながら、台湾茶ならではのまろやかな味わいを楽しめるようになりました。
日本産抹茶と比べて価格を抑えやすく、日常的に点てて飲むだけでなく、ドリンクメニューや外食産業、製菓・製パンなど、幅広い用途に活用できることも特徴です。
この記事では、台湾産抹茶の風味や製法、日本産抹茶との違い、用途に合わせた選び方をご紹介します。良いお茶は、意外と身近なところにあることに気づいていただけるかもしれません。
台湾でも抹茶が作られていることをご存じですか?台湾で育まれる茶の香り
実は台湾でも、以前から抹茶づくりに取り組んできた茶農家やメーカーがあります。
抹茶は、単に緑茶を細かく粉砕したものではありません。一般的な緑茶粉末との大きな違いは、色の濃淡ではなく、茶葉の栽培方法と製造工程にあります。
抹茶の原料となる茶葉は、摘採前に茶園を覆い、日光を遮る「被覆栽培」で育てられます。摘採後は茶葉を蒸して酸化酵素の働きを止め、揉まずに乾燥させて「碾茶(てんちゃ)」に仕上げます。その後、碾茶を細かく挽くことで抹茶になります。
こうした工程を経ることで、抹茶ならではの香りや鮮やかな色合い、なめらかな口当たりが生まれます。
台湾の茶農家やメーカーも、日本式の製造設備や技術を取り入れ、それぞれの工程で丁寧な品質管理を行っています。現在では、粉質がきめ細かく、鮮やかな緑色を持つ台湾産抹茶を製造できるようになりました。
製造工程が整ったことで、粉質や色合いが安定するだけでなく、台湾茶らしい、まろやかで清らかな風味も引き出されています。
輸入抹茶と比べて価格を抑えやすいため、日常の一杯はもちろん、ドリンクやスイーツづくりにも活用しやすい、台湾ならではの風味と実用性を兼ね備えた選択肢です。
台湾産抹茶はなぜきめ細かい?品質を支える製造技術
きめ細かな台湾産抹茶をつくるためには、茶葉の品質だけでなく、製造設備と技術も重要です。
GOOD YOUNG(桔揚)では、品質をより安定させるため、日本から蒸熱、乾燥、粉砕までの一連の抹茶製造設備を導入しています。
また、日本の製茶会社「山處苑」の製茶専門家を台湾の工場に招き、蒸熱から乾燥、粉砕に至るまで、各工程の細かな調整について指導を受けました。
ここからは、抹茶の色、香り、粉質を形づくる主な製造工程をご紹介します。
高温蒸熱|鮮やかな色と香りを守る
摘採した茶葉は、速やかに高温の蒸気で蒸します。これによって酸化酵素の働きを止め、茶葉本来の鮮やかな緑色と、爽やかで甘みのある香りを保ちます。
摘採後の処理を速やかに行うことで、その後の風味も安定しやすくなります。
冷却・乾燥|碾茶の品質を整える
蒸した茶葉をすばやく冷却し、複数の乾燥工程を通して余分な水分を少しずつ取り除きます。こうして、抹茶の原料となる「碾茶」に仕上げます。
碾茶の状態が均一で安定していることで、その後の粉砕でも、香りが豊かで口当たりのなめらかな抹茶をつくることができます。
低温微粉砕|なめらかな粉質の決め手
粉砕工程では、摩擦熱によって茶の香りや色が損なわれないよう注意が必要です。
そのため、専用の低温粉砕設備を使用し、温度の上昇を抑えながら丁寧に細かく挽いていきます。これにより、抹茶の清らかな香りを保ちながら、きめ細かく、なめらかな粉質に仕上げます。
💡 ポイント
抹茶づくりでは、栽培から蒸熱、乾燥、粉砕まで、すべての工程に細かな管理が求められます。
現在の台湾産抹茶は、日本式の製法や技術を取り入れながら、安定した品質を実現できるまでに成長しています。品質の安定性と台湾茶らしい風味を備え、日常の一杯からドリンク、スイーツづくりまで、幅広く活用できる抹茶として注目されています。
台湾産抹茶ならではの魅力とは?口当たり・香り・台湾の風土
台湾産抹茶の魅力は、単に台湾で生産されているということだけではありません。台湾茶が持つ、香りの豊かさや、まろやかな味わいを感じられることも大きな特徴です。
台湾の茶産地には、湿潤で霧が多く、昼夜の寒暖差が大きい地域があります。茶樹はこうした環境の中でゆっくりと育ち、茶葉の中に香りや風味を蓄えていきます。
一般的な傾向として、日本産抹茶には、濃厚で繊細な「うま味」を特徴とするものが多くあります。
一方、台湾産抹茶は、茶の味わいがはっきりしており、明るく爽やかな香りと、飲んだ後に広がる自然な甘い余韻が特徴です。
そのため、抹茶としてそのまま楽しむだけでなく、抹茶ラテや台湾スタイルのティードリンク、焼き菓子などにもよく合います。ミルクや砂糖などと組み合わせても、茶の香りが埋もれにくく、抹茶らしい風味をしっかりと表現できます。
台湾産抹茶と日本産抹茶はどう選ぶ?用途とコストパフォーマンスで比較
台湾産抹茶と日本産抹茶のどちらを選ぶかは、産地だけでなく、使用する目的や求める風味、製品のグレードから考えることが大切です。
飲食店や製菓・製パン工場などで抹茶を多く使用する場合は、風味の安定性、色の出方、仕入れ価格の管理が重要になります。
一方、そのまま点てて飲む場合や、繊細な味わいを重視する高級スイーツでは、より細やかなうま味や口当たりを基準に選ぶことができます。
以下の比較表を参考に、用途に適した抹茶をお選びください。
台湾産抹茶と日本産抹茶の業務用比較
| 比較項目 | 台湾産抹茶 | 日本産抹茶 |
| 風味の特徴 | 茶の味わいがはっきりしており、爽やかで明るい緑茶の香りが特徴。ミルクや砂糖と合わせても風味が埋もれにくい。 | 繊細なうま味と、まろやかな口当たりを持つものが多く、風味の細かな変化をゆっくり楽しめる。 |
| 業務用での活用 | ティードリンク、抹茶ラテ、製菓・製パンなど、幅広いメニューに活用しやすい。 | 高級品は、茶道での飲用や、繊細な味わいを重視するスイーツなどに適している。 |
| コスト管理 | 台湾域内で調達しやすく、輸入費用や国際輸送の影響を受けにくいため、大量仕入れ時のコストを管理しやすい。 | 輸入費用に加え、為替や国際物流の状況によって仕入れ価格が変動する場合がある。 |
| 選び方の目安 | 茶の香り、用途の幅広さ、品質の安定性、コストパフォーマンスを重視する場合に適している。 | 繊細なうま味、茶道向けの品質、高級スイーツでの表現を重視する場合に適している。 |
※風味や品質は、産地だけでなく、品種、栽培方法、製造工程、製品グレードによっても異なります。
抹茶選びに迷ったら?用途で選べるGOOD YOUNGの台湾産抹茶
数多くの台湾産抹茶の中から、自社の商品に合うものを選ぶには、まず用途を明確にすることが大切です。
GOOD YOUNG(桔揚)は、長年にわたり、飲食業界や製菓・製パン業界へ原材料を供給してきました。その経験を通して、ブランドや店舗が重視する、風味の安定性、コスト管理、食品安全への要求を理解しています。
原料に対するSGS検査から粉砕工程、完成品検査まで、各段階で品質を確認しています。また、製造工場ではISO 22000、HACCP、FSSC 22000などの食品安全認証を取得しています。
ここからは、それぞれ異なる特徴を持つ、3種類の台湾産抹茶をご紹介します。用途に合った製品を選ぶことで、ドリンクやスイーツの仕上がりをさらに高めることができます。
1.CASA(カサ)無糖抹茶パウダー|砂糖不使用でアレンジ自在
100%抹茶を使用し、砂糖を加えていない無糖タイプの抹茶パウダーです。
日本製の設備を使用して低温で細かく粉砕することで、台湾産茶葉が持つ鮮やかな緑色と、清らかな香りを保っています。
あらかじめ砂糖を加えていないため、甘さや濃さ、組み合わせる素材を自由に調整できます。減糖ドリンク、抹茶ラテ、ミルクフォームドリンク、スイーツのベースなど、幅広い商品開発に適しています。
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2.業務用ブレンド台湾産抹茶パウダー|ミルクと合わせても茶の香りが際立つ
ドリンクスタンドやカフェチェーンなど、多くのドリンクを安定して提供する業務用の現場に向けて開発した抹茶パウダーです。
茶の味わいに厚みがあり、香りの輪郭がはっきりしているため、牛乳やオーツミルク、シロップ、タピオカ、フルーツピューレなどと組み合わせても、抹茶の風味が埋もれにくいことが特徴です。
味わいに厚みがあり、抹茶の存在感をしっかりと感じられるオリジナルドリンクを、安定して提供したい店舗に適しています。
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3.製菓・製パン用台湾産抹茶パウダー|焼成後も美しい色と香りを保つ
高温での焼成を想定し、耐熱性と色持ちに配慮して開発した、製菓・製パン向けの抹茶パウダーです。
加熱によって抹茶の色が暗くなったり、香りが弱くなったりすることを抑え、焼き上がり後も鮮やかな緑色と茶の香りを保ちやすくしています。
抹茶クッキー、パウンドケーキ、台湾風エッグロール、スナック菓子など、さまざまな焼き菓子や加工食品に適しています。
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近年、台湾産抹茶は、製造技術と風味の両面で独自の魅力を確立し、単なる日本産抹茶の代替品ではない、新しい選択肢として成長しています。
明るい茶の香りと、しっかりとした味わいを持ち、さまざまな商品に活用しやすいことが台湾産抹茶の魅力です。
ティードリンクブランドやベーカリー、減糖商品の開発を検討しているブランドなど、用途に合った抹茶パウダーを選ぶことで、商品の仕上がりや風味は大きく変わります。
品質が安定し、原料の由来が明確で、長期的に供給できる台湾産抹茶をお探しの方は、ぜひGOOD YOUNG(桔揚)へご相談ください。
一杯にも、一口にも、思い描いた茶の香りを。GOOD YOUNGが、理想の商品づくりをサポートします。
